HeVeAを音楽家 若松久仁光が試した

LATEX→ HTML

Contents

1  Intro

Hello,world!!


heveaを使って LATEXからHTMLへの変換


とを始めましょう!

2  環境整備

Objective Camlを使用して書かれたと言うHeVeAを使用するに当って、

必要な「LATEX」の環境は整えられていると言う前提で話を進めます。

OCamlは「HomeBrew」等を使ってインストールしておきます。

HeVeA本体も「 brew install hevea 」で実行出来ます。1

3  メモです

色々調べてもHeVeAの使い方の記事少くて良く判りませんでした。

「Hevea : ラテックスを産出する南米のゴムの高木の属の一つ」と言う様な説明が数多く見付かるのみ。

しかし此の事で「HeVeA」と言う名称を付けた製作者の気持も判る。

LATEX「ラテックス(ゴム素材)」から「HTML」を産出するアプリ。と言う自負なのだろう。

HeVeA でのコンパイル方法は2通り有ります。

  1. $hevea hoge.texで「HTML」(hoge.html)の「全 1ページ表示」ファイルを指定排出
  2. $hacha hoge.html で「章が分割された」(index.htmlを含む)複数ページを作成

其の事を踏まえて使用法をメモしていきます。


■ LATEX用のdocumenntclassは「article」にしましょう!2


OCamlを使用している人には馴染の有るレイアウトでの「緑色の枠線」を表示したい場合には、


■ usepackage{fancysection.hva}をプレアンブルに書きましょう。 3


此処の記事では、更に「枠の色」や自分好みの「カスタマイズ化」を前提にして

設定の追記をどの様にしているのかも示す積りです。

4  習うより慣れろ!!

LATEX文を書いている内に「欲しい」表現が出て来ると思います。

HeVeA のマニュアルを見ただけでは実感できないので、当って砕けろ!です。

困ったら以下にアクセスしよう!(マニュアルが有る)

A list of links:

4.1  練習開始!

今迄のLATEXでの指定と「違う所」から開始します。

脚注から練習を始めてみましょう!!

今迄のLATEXでの「脚注」の指定と

「異なるのは」

「footenotemark」+「footnotetext」と言う文言です。

「\footnotemark \footnotetex{}」と脚注用の数字指定と脚注入力文字用の「命令文」を此の順序で書き入れておきます。

最初の指定文はLATEXを使用する時の「usepackage{footnotebackref}」を指定した様な振舞い

(「脚注番号」→「脚注」→「脚注を付けた文」へ戻る)を実行して呉れます。

マニュアルの「7.3.6 Footnotes」には、脚注の振舞が出ています。 4

5  カスタマイズ入門

LATEXとHeVeAでのカスタマイズについて比較する程、詳しく有りませんが

今迄使用していたプレアンブルへの書式と、少し異なる箇所を挙げると

  1. \newstyle{}で「タイトル」「セクション」「枠表示の色」を指定
  2. \newcommand{}で「表組の枠の変更」
  3. \usepackage{}以外に「\input{}で「パッケージ指定が出来る。」

5.1  Title & color cange

最初に実行したかった事が「タイトル」の枠の色の変更でした。

フランス語のHeVeA の例文が載っているサイト「Examples of HEVEA usage」を開くと先ず目に入って来たのが

「青い色」のタイトルでした。

\newstyle.title text-align:center;margin:1ex auto;color:navy;border:solid navy;

と言う設定を追記して「タイトル」の表情を変えてみました。

5.2  color change

此処では「色の指定」を変更しようと思います。

fcolorboxを指定して[名前]{色の名前}{色と色を指定する場所の設定}を追記する事で「設定色」を好みの物に出来ます。

Apricot background, RedOrange border.

此の下の方の例は、「\begin{bgcolor}\{色名}文章 \end{bgcolor}」と指定した場合です。

Red letters on a yellow backgroud

6   表

表についてはLATEXの指定の仕方と余り変りは無い様です。

Head 1Head 2Head 3

a1a2a3
b1b2b3
c1c2c3
d1d2d3

italic shape slanted shape small caps shape upright shape

6.1  math

AFormula 
LongerFormula 
And 
TheLastOne
label
one          two          three          or          more          premises
and          any          number          of          conclusions          as          well

6.2  表示

此処の「inferrule macro」の例はreference manualからの引用です。 5

此処でのHeVeAでの、書きかたと表示が気に入っています。

aa 
bb
dd          ee          ff


a           bbb 
ccc           dddd
e           ff 
gg


Foo 
a           a           bb  Bar
cc           dd 
ee 

          ff           gg
 hh
XX
uu           vv
ww

7  Important section

此処での設定は「HaChA」を使用し「HTMLファイル」をページ分割する際に

「section」へのラベル付けで「important」と言う名称を指定し、

分割したHTML名を「inportant.html」にしたい場合に

「index」から何の様にジャンプし、其のファイル名称が正しく表示されているか?

の挙動を確認したい為に書きました。

此のセクションの挙動がどうなるのか?

楽しみである! 6

7.1  線の表示

線の一種である矢印の前後にスペースを挿入すると、HeVeAでは、

α→β で

文字から少し離してくれるらしいのだが?


αとβ間の「→」に反映していない。

7.2  枠付け

EnglishFrench
Good MorningBonjour
Thank YouMerci
Good ByeAu Revoir

9

7.3  文字位置

新規に命令文の「\raisebox」「\lowerbox」と「移動距離(ex)を{}の中に{.6}又は{-.6}(プラスかマイナスも併記)」の様に指定する。

書き方は「\newcommand{\raisebox}[2]{$∧{\mbox{♯2}}}$」とし、

「上付き」「下付き」にしたい文字の前に、


「\raisebox{.6(アルファベットのexも付ける)}{\em 文字}」


raise 「上付き」lower「下付き」が以下の様に表示される。

You can raise or lower text.


8  終り


heveaを使って LATEXからHTMLへの変換。第一回目の終了です!!



1
MacOSX10.7.5環境を前提にしています
2
MacOSX10.7.5環境で日本語入力を前提にしている時は、[utf8]inputencを指定します。
3
usepackageの替りに\input{fancysection.hva}としてもOKです。バックスラシュは「\」を使用していますが本来の「半角で」書いて下さい。
4
B.3.3 Footnotes
5
B Reference manual Implemented PackagesB.17.15.2
6
7.3.1 Controlling output file names 参照!
7
此処でもバックスラシュは「\」を使用していますが本来の「半角で」書いて下さい。
8
\newstyle.ruledborder:solid black;padding:1ex;background:\#eeddbb;color:maroon
9
Tutrial 9.5.2 Enclosing things in a styled div参照

This document was translated from LATEX by HEVEA.