第1章
『音楽家の為のLaTeX』つづき
1.1
Mac使いの音楽家の為のLaTeX
LaTeXを使って文章を起こすことに音楽家ならさほど違和感を覚えないことと思う。
部分と全体の調和を常に考える音楽家の性格上、仕上がりと仕上げの作業のバランスを常に取ることにも馴染んでいる。LaTeXも同様のスペックと考えて良い。
1.1.1
LaTeXと音符
個個の音符の仕上げに相当するのが、文章の途中に 配するTeX命令である。これは楽符に書かれたfやpやcresc. や decresc(dim.)の記号のような物である。
又、曲の格式に当たる物はTeXではdocumentclassと呼ばれる物であり、曲全体の体裁としてarticleやbookと言った物を指定すると『様式』が決まる。何楽章にも渡る時はbookを使用し、日本語を使用するならその前に『j』や『js』を加筆しておけば事足りる。
1.1.2
TeX命令と表情記号
文章全体の色合いを司る物がプリアンブルと呼ばれるものであり、音楽で言う「組曲」の中のメヌエットやジーグを表す為の表示とでも言える物である。
実際に音符から音に出して作曲家から本来望まれた形にする作業が、(ワープロなどを使用して)自分の文章を打ち込む作業である。
フレーズに一番適した表現を付け加えるのがTeX命令文という物である。この辺までの概念を理解するのは
1.1.3
『パスを通す』
何がLaTeXを使って文章を書くことを遠のけているか?
と自分自身振り返ってみると、文章を書く以前のTeX環境を整えるまでの『作業が良く判らない』
Macを使用しているとpkgやdmg etc.の名前の付いた物をダブルクリックすれば何とかインストール出来る。がTeX関連のソフトパッケージでは『パスを通して下さい』という説明文に出会い『何 これ?』
と『どうしたら良いの?』『何をしろと言うこと?』と言う言葉が胸の内で発せられる。
『PATH(パス)って何?』『「通す」とは何の作業?』その次には「面倒なことはやりたくない!」
1.2
パスを通さずインストール
TeXという組版ソフトをコンピュータで動かして貰う為の作業の最初がインストールという訳です。が
インストール後の「パスを通す」作業で躓かないようにお薦めの方法を書くことにします。
今からの前提はMac OSX10.6以上の環境でコンピュータが既に走っていることを前提にしています。
1.2.1
一番のお薦めの方法
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http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Mac にアクセスして下さい。
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MacTeX-2012 & TeXLive2012のインストールの項目へ移動
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MacTeX.pkgをダウンロードして下さい。
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念のためウイルスチェックをする
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pkgをダブルクリックしてインストール
ダウンロードに時間が掛かるのが難点ですが、最大の『難関』の『パスを通す』作業も必要ないので、
自動的にMac アプリケーションフォルダの中にTeXフォルダが作られ、その中にTeX用アプリ
TeXShopやTeXworksがインストールされています。
これらを使って貴女貴男も今日からTeX愛用者です。
1.2.2
Macに入れておくと便利なアプリ
上記以外のTeXアプリを使用する際に、アプリのコンポーネントに含まれる
languageやencodeファイルを少し加筆しなければいけなくなる場合もあります。
その時重宝するのが『mi』というアプリです。不可視ファイルも見に行くことが出来ることとTeX tool for mi を使用してのTeX コンパイルが出来るという優れものです。
1.2.3
もう一つのお薦めインストール法
『LaTeX2e 美文書作成入門』DVDからのインストール。
後々の為の勉強もかねてこの本を買っておくこともお薦めです。(改訂第5版だと)p347から付録G「Macへのインストールと設定」と言う記事がありますので、そこの指示に従ってインストールして下さい。ターミナルからのインストール方法が丁寧に解説されています。またインテル用のteTeXやupTeXもDVDに入っていますのでp348を参考に追加インストールするのも良いと思います。
【注:この本の宣伝を頼まれている訳ではありません。念のため】