TeXソフト比較
Mac用TeX文書作成の為のソフトの比較表をLyX2.0.4を使用し作ってみました。
下記の5つのアプリは、現在MacOSX10.6.6環境下で日本語入力、及びTeX出力が
1
エディタ
組版のエンジンTeXを使えるように、LaTeXファイルを書き込む為のアプリであるが、2つのタイプが存在する。それはエディタその物にプレビュアが付属する物とそうでない物である。
付属していないアプリの場合は、マック付属のアプリのPreview、又はSkimを使用する。
因みに今LyXを使って書いているこの文のレイアウトのチェックではSkimを走らせて確認している。
1.1
書き出し
TeXファイルからpdfやDVIを書き出すことは勿論なことだが、LyXのみがxtmlファイルをエキスポートしてくれる。インターネットとの書類の結合を果たしてくれるMacOSX環境を備えているのは、今のところLyXとmiのみである。
1.2
dmgインストーラのタイプ
此処ではMacOSX10.6.6以上の環境を想定したので、32bit若しくは64bitの対応が為されているアプリかどうかを判断出来るように書いた。貴方の環境に応じてダウンロードして下さい。
2
日本語入力について
日本語を入力していて困るのは、変換ミスの後の始末の仕方です。漢字の確定後にその『単語』を選択して『正しい単語』へ再変換出来ると作業がはかどります。此処では、大好きなアプリの一つTeXworksが唯一再変換を許してくれない。残念!。○の後に?が付いたアプリLyXは、再変換の際の使い方が今ひとつ判らないので、?をつけました。
2.1
外国語の特殊文字と補完入力
英語以外の仏・独語を並記することの多い音楽家の私にとって、
TeXでの文字入力が楽なのはTeXworksです。Macで通常の文章を書くように、OPTIONを押してアルファベットを打てば、そのままTeX文としての、アクサン附きの文字や、ウムラウトを出力出来ます。『TeX文』と記入してある他のアプリでは、バックスラッシュ+(半角スペース)+(アクサンなどの特殊記号)+{ }附きのアルファベットで、初めて一つの特殊文字の入力が完成します。
2.1.1
TeX補完入力
TeX文を直接書き込む時に使用したい便利な機能です。アプリによって補完の為のキー設定が異なります。TeXmakerではバックスラッシュが打ち込まれ、アルファベット数文字が入力されると自動的に候補のTeX命令がプルダウンしてきます。候補の中から矢印キーなどを使って選択すればOK。TeXShopでは単語の最初の数文字を打ち込み、エスケープ・キーを押します。TeXworksではアルファベット数文字を打ち込んだらTabキーで補完されます。
2.1.2
プルダウン
TeXworks以外のアプリでは、\TeX命令文を書き込む必要があります。プルダウンという項目は、その際に特殊文字を書きやすいように予めプルダウンメニューの中に用意してくれているアプリかどうかの判断の為に書き出しました。
TeXmakerではLaTeXメニューからプルダウンしInternationalAccentsを選べば良いと思います。
3
XeLaTeX
多国語を使用しての作業を想定するとLaTeXの進化バージョン(?)XeLaTeXが使えるアプリかどうかも判断材料に必要か?ということでチェック項目の一つとしました。LyXでは未だXeLaTeX文でのコンパイルが上手く言っていないので『?』をつけました。
4
参照(1)
総合エディタと銘打ったアプリ『mi』についての解説です。TeXへのコンバートには
TeX Tools for mi という物を併用致します。
設定の詳細は両アプリのホームページを、ご参照下さい。
http://homepage.mac.com/tkurita/scriptfactory/software/mi/TeXToolsFormi/index.html
4.1
備考
各文章の終わりの方に、脚注を表す『アラビア数字』が添えられていることがあります。
その数字の上に『カーソル』をかざすと『脚注』の内容が現れます。これはLyXで作成したxhtmlの仕様です。
本来ならPDF書類のページ同様に、お終いに『脚注』が別途表示されればよいのですが、悪しからず。(若松)
5
現行バージョン
-
TeXmaker : 3.4.1
-
TeXShop : 2.47
-
TeXworks : 0.4.4 ( r.1004)
-
LyX : 2.0.4
-
mi : 2.1.12r2
6
追記
6.1
2012年10月18日
プレビューの自動更新の為に今回はSkimを指定してみました。
Skimの環境設定を開き、『同期する』と書かれているアイコンをクリックします。
『ファイルの変更をチェック』冒頭にある□
の中にチェックを入れ、引き続き
『PDF-TeX同期サポート』の初期値にLyXを選択します。