ドビュッシーが書いたフルートの名曲、パンの笛とも呼ばれるSyrinx。
我が師マルセル・モイーズが得意とした曲。
レッスン中にふとわき上がった疑問。
再現部の前のフェルマータ、どのくらいの長さで伸ばすのだろうか?
ドビュッシーの要求は?
Moyse先生に質問。
真剣に考えてくれた答えは、一緒に歌ってくれた身振りと指揮する手。
それまでのエネルギーを受け止める長さ。
パンの心の中のシリンクスへの想いがあふれ出るまでの長さ。
ドビュッシーはあの曲に何の想いを託したのか?
木から金属へ変化を遂げたフルートに何を託したのか?
金属という文明の象徴!
自然の象徴たる木や大地の響きをシリンクスに託したのか?
迫りくる文明の音。
パン。
その荒々しい足音から必死で逃れようとするシリンクス。
川辺という時の流れ、運命の象徴に身を任せるように葦に身を変えてしまったシリンクス。
戦いの象徴たるPANと全ての運命を手のひらのうちに持つゼウス。
PANの笛から始まった笛の歴史の一端をになうフルーティストとして
もう一度PANが手折って作った時の「心」を探り当てたい。
7つの女神に敬意を表して作った7本の管より奏でられる音階と調和。
美しい自然。文明という目に見えぬ力によって変化させられていく姿。
そのイメージのダブリ(flex)文明の影響(reflexion)を
もう一度ここで反省(reflex)し、熟考して(reflexion)みたい。
PANの単なる気まぐれ(?)で運命を変えさせられたSyrinx。
その姿に心を痛め作ったパンの笛。
そこから発する音楽。
変容による姿、形態
音 等我が師Moyseの周辺を改めて掘り起こし、作品という姿を、
どのように生きた音にするのか、のプロセスを解き明かしていきたい。
したがって、このホームページは、すなわち(id)
Syrinx
Moyse
Phoneさらに
Molphologieを含めた
様々な分野の一つ一つの音と呼べるものを連結し
メロディーというメッセージにする試みである(est)(i.d.e)
これらのideaの形象をつなぎあわせ又響きあわせる意味を込め
symphonieと名付けることにした。