『古事記傳』を読む

『古事記傳』の和綴じ本を読み始めて、色々感じている。

先ず、丁寧に読み解く、という行為が文字を読む行為と平行して行われている。

それはどういうことかというと、『仮名文字』が、通常の印刷されている本とは異なり

書かれた文字を『判別』し無ければ読み解けない場合が多い事。

従って、文の一区切りが『・』で区切ってある和綴じ本であっても、1

『何の文字』が書いてあるのか読み切れない場合がある。

時々『ぎなた』式に文章を読んでいる自分が居て、苦笑いする事もある。

これは、『古事記』や『本居宣長の世界』を今の時代の目で読もうとしているから、

犯す間違いとは知りつつも、結果として『有り得ない日本語の読み』に我ながら吃驚している。

Footnotes

  1. 仮名の崩し方や綴りの続き具合で文字を判別する手懸かりを得ようとするが