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22 音楽と言語 音楽のリズム構造
ゲオルギアーデス著『 音楽と言語 』を読み直している。
ーー ミサの作曲に示される西洋音楽のあゆみ ーー
この本を読み進んでいき最初に突き当たる問題はギリシア語である。
ギリシア人の韻文の解説から始まるのは、
[第二章
古代およびカロリング朝以前の時代]であるが、
言語と音楽を結びつけているリズムが双方を結びつけていた。
が古代のギリシアの韻文と現代の韻文とでは異なった性格を有している。と述べる。
ἄριστον μὲν ὕδωρ, ὁ δὲ χρυσὸς αἰθόμενον πῦρ
上記のピンダロスのオリンピア賛歌Iが引用されているのだが、
その書かれているギリシア文字の一つ一つのアルファベットが先ず読めない。
という単語を理解する以前の問題に突き当たる。
日本語訳のムスルジア全書の中のαἰθόμενονの3文字目がどんなアルファベットなのか
(印刷の問題なのか)判別できない。[インターネット検索で漸く原文を見つけたので補強している]
さて『音楽と言語』を読み直しているきっかけは、
クーパー&メイヤー共著『音楽のリズム構造』(1960)を読んでいて
論旨が良く判らなかったからである。
日本語訳P16に
伝統的韻律学に結びつけられた述語を使用して
リズムの説明をしている。
この出発点がそもそも変である。
使用する言葉の定義が曖昧な事が特に気になった。
2音節3音節に対する韻律を一緒にして説明するという
不思議な論旨の進め方には納得しかねる。
a) Iamb
b) Anapest
c) Trochee
d) Dactyl
e) Amphibrach
という区別である。
p24からの例題においてのリズムの説明には
音楽の演奏経験が殆ど無い事を暴露している
ような解釈を持ち出している。
学問としての音楽と、演奏して初めて成立する
『生きた音楽』との差は1960年以来縮まっている
のだろうか?
ゲシュタルト心理学もその後どうなったのだろうか?