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26 雉子を見かける
秋もだいぶ深まりつつある今日この頃。
雉子が我が家の近くの空き地にエサを探しに来ていた。
少し遠くから大きな鳥らしい陰を見つけたので近づくと
相手もビックリした様子でピョンピョン跳ねるようにして
木陰の方に移動する。その様子がとても滑稽だった。
久しぶりの雉子の姿だったが、
尾羽は少しばらけていて
痛んでいる。
先日神田で購入した古書を虫干ししていた。
暖かい日差しに誘われてカメムシが大量に
玄関先を占領している。
その中の一匹が何を思ったのか、本の上を
歩き始めた。
その姿が『ギリシア語文法というのはこうなっているのか』
と言いたげに見えて、妙に親しみを感じてしまう。
このカメムシ、仲間の群れに帰った時、ひょっとして
ギリシア語などを話して聴かせるのかしら?
今日は今日で、また高津春繁著『ギリシア語文法』を
陰干し。少しページがめくれたところにトンボが留まった。
目をギョロつかせながら、何やら中を読んでいるようにも見える。
そっと、上から覗いていると[第2部 形態論]234ページ
πνέω《 呼吸する、吹く 》という単語を読んでいる(?)
様にも見えてしまう。
今改めて、そのページをめくって見てみると、
冒頭が《航する》で、《呼吸する》の3行後が《からかう》
その次が《熱心である》という単語だった。
たまたまの光景なのだが、とても不思議な光景に見えた。
2日続けると、
まあ落語の世界を垣間見ている。
と言っても、過言ではないか?
カメムシやトンボが自分達の仲間に
『ギリシア語』を話していたらさぞ
面白かろう。