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源氏物語 54帖について

源氏物語の原本の素読を始めた.

本居宣長の研究をしている者として

昨年迄は[古事記伝]の和綴じ本44巻を読破したが,

[紫文要領]を読むにつけても,肝心の[源氏物語]を

全54帖を読んでいない.後ろめたさが残ってた.

そこで,54帖の読破を決心したと言う次第.

高校時代に少し齧った位なので,高望みは避けて,

当面は[素読]で読み切る事を目標にした.

「伝 三条西実枝筆」「東久邇宮家 蔵」の写本を眺め,

判ら無い文字を,互いに比較して行く事で,[仮名]が良く判る。

此れも[古事記伝]を読破している功徳(?)なのかも知れない.

「桐壺」「若紫」「末摘花」「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」まで

素読し終えた。

少しずつ,文体に馴染んで来たので,妙な処での[文の区切り]で

訳が判らない箇所も減ってきている.

未だ未だ,人物構成が頭に入って来ない.

しかし[賢木]辺りに成ると[面白さ]が少しだけ判る気がしている.

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